それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

MENU

日記を書くことで、気付く事、学ぶ事、救われる事。

どん底にいるある時、日記を書こうと思い立ちました。
このどん底はいつか終わる。
終わった時に、のど元過ぎないよう、
何か残しておこう。 

それが理由でした。

 

不安は書き出すとそんなに大きくない事に気付く

日記というのは、誰に見せるでもなく、
自分だけの世界です。

どんな事を書こうが、文句言われる事もなく、
炎上する事もありません。
だから何でも正直に文字にする事が出来ました。

心から怖いと思った事や、どうしようもなく悔しかった事。
結構俺ってやるじゃんといった自画自賛から、
とてつもなく深い自己嫌悪まで様々です。

一日中、不安で、苦しく、どうしようもなかった時、
夜に日記に向かいました。

さあ、思いきり今日の不安や、抱えている問題を書きだそう。
そう思ったものの、数行書いたところで筆が止まりました。

『あれっ?こんなもん?』

日中は、あれもこれも問題だらけだ。もう無理だ。
そう思って苦しんでいたものの、書き出してみると
そんなに、多くない事に気付きました。

f:id:k-genri:20200515170447p:plain

書き出すと頭の中が整理される

最初は思いつくまま不安を書き出してましたが、
いつの間にか考えながら書き出すようになってきました。

つまり、おなじ部類の問題をまとめて書いていくようになりました。

すると、自然に頭の中が整理されて、
抱えている問題の関連性みたいなものがある事に気付きます。

この関連性が見えてくると、解決策が見えやすくなります。

痛いところを治療しようとして、直接患部にばかり
目を向けていたのに、実は、真の原因は別のところにある
という事がぼんやり見えてきます。

あとはそのぼんやり見えてきた解決策を
掘って掘って掘りまくればいいだけです。

www.k-genri.com

日記の中に、数字を入れる

日記の中に極力数字を入れるようにしていました。

数字というのは、まさにそのままを表現しますから
リアリティー満載です。

なんとなくな定性的表現とは違い、
鮮明な臨場感が再現されます。

どん底の時の私の日記には、そんな数字が並んでいます。

返済期日と返済額。会社の売却希望額と先方提示額。
自宅売却価格、想定預金額などです。

これらは、数か月たった今でも、当時のどん底
リアルに再現してくれます。

そして、その日記を書いていた時の自分の
感情がありありと蘇ってきます。

忘れられない戒めが味方する

徳川家康がある戦で大敗し戻ってきた時に、
恐怖のあまり馬上で脱糞したと伝えられてます。

家康は、自身の戒めの為に、その時の自画像を残しています。

jikugen.exblog.jp

これを真似してみる事にしました。
私は写メに残しました。

今から責められるであろう、銀行とのミーティングの前に、
ひたすら頭を下げ詫び続けた面談の後に、
緊張感満載の新幹線の中で、自分の顔を写メってました。

見返してみると、酷い顔です。
恐怖に満ちた、疲れ果てた、弱弱しい顔。

とても見られたもんじゃない顔。

それらが、先程の数字同様、当時の臨場感を
思い出させてくれます。

www.k-genri.com

これくらいなんてことはない。

見返してみると、よくもまあ無事だったなと思うよな局面もあります。
逆に、大変だと思ってた事が、今思うと、
取り越し苦労だったと気付く事もあります。

日記に並んでいるそんな経験は、
今でも下を向きそうになった自分に

『これくらいなんてことないだろ』
『お前が乗り越えてきたものはそんなもんじゃなかっただろ』

そう言われているような氣がしてきます。

今でも、この日記は折に触れ見返します。
そのたびに、当時の自分から勇気づけられています。

過去の自分から学ぶ

人間というのは、追いつめられると平時とは違った判断をします。
冷静さを失い、頭が真っ白になってうろたえる事もあれば、

逆に腹が据わって自分でも驚くような素晴らしい決断をする事があります。

日記には、そんな決断をした時の自分自身が書かれています。

こんな事を本当に自分が言ったのか?
と思えるような名言が記されています。

その日記の中だけの自分の名言は、
今の私に影響を与えてます。

あの追いつめられた時の自分からの
教えは、どんな素晴らしい本からの学びより、
自分に合った教えを与えてくれます。

窮状で自分があみだした答えだから当然なのかもしれません。

まとめ

だれに見せるでもない日記で、
自分自身と向き合う。

それは、過去の自分との会話にもなるし、
未来の自分への戒めにもなる。

時に、大切な事を思い出させてくれ
あるいは、慰めてくれ、叱咤激励してくれる。

日記は単なる記録書でなはく、
何度も見返して自分の人生を豊かにする為の書。

世界で最も自分に合った自己啓発
なのではないかと思います。