それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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思考を熟成させる大切さ

自分が窮地に陥った時、ピンチの時、
ふと気がつくと、誰かのせいにしている事があります。

環境のせい、会社のせい、上司のせい、部下のせい
取引先のせい、はたまたお客様のせい

窮地の度合いが深いほど、誰かのせいにする
度合いも深くなり、同時に視野が狭くなってくるのが解ります。

これは時間と共に、次第に育っていき、
『きっとあいつのせいに違いない』という思い込みが、
間違いなく『あいつのせいだ』という確信になり、
そうなると、もう疑いようのない自分の中での
真実になってしまいます。

正義という思い込み

いずれ、その思い込みは、自分の正義となり、
この正義に反することは、許されない事。
そう思うようになり、ついには、
その正義に反する誰かの行為に強い憤り
感じてしまうようになって行きます。

そんな事を、長い間、何度も繰り返してきました。
その都度、誰かとぶつかり、ねじ伏せようと
したり、間違いを正そうとして苦しんでいました。

そこには、少しの迷いもありません。
なぜなら思い込みという強い味方
存在がありましたから。

気付いて、気付かせる

しかし少し引いたところから眺めてみると
思い込みに支配されている自分がぼんやり見えてきます。
なんとも愚かで滑稽な自分です。

同時に、相手も同じように支配されてるんだろうな
という事が解ってきました。

人間なんてそんなもん。
所詮、今までの経験や、今、自分から見える景色で
判断し、結論付けている。

それを、信じて疑わない。

これが争いの正体であり、ストレスを生む元になったりしています。

この世界には、
男がいれば女がいて、年配者がいれば若者もいる。

色んな経験を持つ、色んな性格の人が、
集まり、チームを組んだり、競い合いながら
社会を形成している。

だから、『様々な見方がある』という事実を
私も気付き、相手にも気付いてもらう、そんな
お互いにベター関係があればいいと思うのです。

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思考を熟成させる

様々な問題に直面すると、自分なりに、結論づけを行います。
この結論が早ければ早いほど、深く考えるという時間
不足してしまいます。

後になって、じっくり考えたら、『ちょっと早計だったかな』とか
『相手の言い分にも一理あるなあ』とか、
新たな気付きが結構あるものです。

これは何も、自分だけの事ではありません。
あれだけ言いあって、『何でこんなことも解らないんだ』

と、議論決裂で分かれた相手も
それからしばらくして、なんとなく態度が変わったという
事に気付く事があります。

あれだけ、反対してたのに、なんだか少しだけ
協力的になってくれてる。そう感じる事があるものです。

何故なら、相手だって、議論の後に、私と同じように
考えてみて、『なるほど、そんな考えもある』
そんな思考を熟成させる時間を持っているからです。

少しだけ慌てずに、熟成時間を持つのは、いい結果につながる
一つの方策だと思います。

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徐々に三方よしに近づいていく

自分の都合ばかり優先させる訳には行きません。
それは勝ち負けの世界であり、勝てばいつかは負けるものです。

だとすれば、相手にも良くて、私にも良く、そして、あの人にも良い。
そんな落とし所を探していると、『今回はなんだか譲歩させちゃったなあ』
という気持ちが心に残り、『次回は少しお返ししなきゃなあ』
に変わってきたりします。

これは相手だって同じこと。
そうやって、お返し合戦がいつのまにか三方よしに繋がっていくのかもしれません。

まとめ

ビジネスの世界でも、家庭でも、友人関係でも、
我々はベストを尽くそうと日々、頑張っています。

もっと良くしよう、もっと成果を出そう。
そうやって最善策を模索します。

無数にある策の中から、我々は、最後に選択する時、
今、この時だけの最善策だけを選ぶのではなく、
少しだけ先を見て、選択する習慣を持つのも
決して悪いことではないのかもしれません。

『成果は多少遅れるけど、あえて回り道をしてみよう』とか、
『今回は相手を優先してあげよう』とか、
そんな判断が、いずれより大きな成果につながったり、
実は、近道だったり、ストレスが少ない方法だったり
する事が間違いなくあるように思うのです。