それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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成果を出す頑張り方

会社が厳しかった時の資料を見返してみて、
気付く事が山ほどあります。

当時の渦中にある時には解らなかったものも、
時間がたち、落ち着いて振り返ってみると
見えてくるものがあります。

無駄な頑張り

その1つに、何日も、何時間もかけて遅くまで
会社に残り、精根こめて作り上げた資料が、
実は、なんの成果も上げてなかった事に気付いた事です。

その当時は、なんとかこの資料で説得出来るはずだ。
そう思い込み、そうすることが正解だと信じ込み、
多くの犠牲を払って成し遂げた仕事が、
実は、無駄だった

これはかなりショックでした。
自分の判断力に自信がなくなり、自己否定に
陥ってしまいました。

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焦りが余裕をなくし、正常な判断を削ぐ

思い返せば、当時はほとんど余裕というものがありませんでした。

『緊張すると頭の中が真っ白になる。』とよく言いますが、
そんな状況が長期にわたって続いているようなもんです。

だとすれば、当たり前の判断なんてできっこない。
いい仕事なんて出来るわけがない。

これが、資料を読み返してた時の私自身のいいわけです。
つまり、外的要因のせいにしてる訳です。

これだと、また同じような過ちを繰り返してしまいそうです。

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素直になると上手くいった

逆に、そんなどん底で余裕のない時でも、
上手く事が進む事がありました。

その事も、当時の資料に残っていました。
どうにも自分の力では解決できないと
ある事を諦めかけた時、携帯が鳴りました。

もう何年も会ってない古い友人からでした。
一瞬、出ようどうか迷いました。
どこかで聞きつけた、今の私を心配してかけてきてくれてるのが
解っただけに、あれこれ説明する事が面倒で正直いやだった。

電話には出ましたが、申し訳ないほど短い会話でした。

しかし、電話の後に、ふと『あいつに相談したらなんとかなるかも』
今まで思いもしなかったアイデアが生まれてきて、
すぐに電話をかけ直し、相談すると、
『解った、なんとかする』とあっけない答えでした。

どんなに考えても解決策が見つからなかった難問を
たまたまかかってきた1本の電話が、いとも簡単に解決してくれました。

実は、それから同じような事が何度かありました。
当時はさほど、事の重大さを感じてませんでしたが、
今、資料を振り返ってみると、背筋が凍ります。

この時、もし、この件が駄目だったら・・・
『とんでもない事になっていた』

『間違いなく、今はない』

そう思うと同時に、助けてくれた方に
深い感謝の気持ちが沸いてくるのです。

紙一重の気持ちの持ち方

それは、まさに紙一重でした。
悩んだ末に、起こした行動を振り返ってみると
『なんとか自分の力で乗り切ろう』という
がんじがらめの自分が、

『助けてもらおう』という素直な気持ちを持てた時、
自然に起こした行動でした。

その時には、何の言い訳も、取り繕いもなく、
ただ、『助けてください』という思いだけでした。

実は、この件には後日談があります。
当時、私が窮地にいる事は、仲間内には知れ渡ってました。

『弱り切った顔を見られたくない』そんな
つまらんプライドのせいで、しばらく連絡を絶っていたので、
仲間も連絡しずらかったんだと思います。

『実はね、あの連絡がない時、水臭い奴だと思ってたよ』
『こんな時に頼ってくれないなんて寂しかったよ』

そう言われてしまいました。

すべては私が心が素直になる余裕を持てなかったのが原因です。

人ひとりの力なんてたかが知れてる

この件を経て、自分一人の力なんてそんなに大きくない
いや、自分に限らず、人間一人の力なんて限界があるものだ。

だから、みんな企業やチームに集まり、
智慧や、アイデアを出し合い、協力し合うから
一人では乗り越えられない困難を克服し、大きな成果が出せる。

そう、思い知らされる結果になりました。
と、同時に自分のそれからの行動に大きな影響を与えてくれました。

まとめ

成し遂げたい目標があるのなら、
それは自分の狭い考えに固執することなく、
色んな人の意見を聞いてみよう。教えてもらおう。

そのうえで、自分の中でしっかり考えて
協力を仰いでいこう。

たまには、立ち止まって、じっくり話し込んでみよう。

どんなに反対意見でも、決めつけずに
相手の真意を見に行こう。

そう思うようになりました。

その方が、成果を出した時に、
一緒に喜べる仲間が出来て
より、嬉しくなりそうです。