それでもあきらめるな どん底人生

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ターゲティングの効果

誰の為の仕事なのか

そもそも仕事というのは,

誰かの為のもの.

誰かに喜んでもらったり、 

誰かが楽になったり、

誰かの不安が解消されたりするものです。

 

その為に我々は日夜 仕事をしています。

つまり漠然と目の前の作業をこなしているのではありません。

 

本来、どこの誰の為にどんな仕事をして

どう喜んでもらうのかがはっきりしていないと、

正しい目標設定も行動も出来ないものです。

 

『とにかくがむしゃらに頑張ります』では、

闇夜の鉄砲、骨折り損、時間の浪費。

しいては、社会悪と言われても仕方がありません。

 

 

ターゲットを明確にする

では、どうするか?

まずは、誰に喜んでもらうかを決めます。

いわゆるターゲティングというやつです。

これを徹底的にやります。

 

とある商店街に3つの八百屋さんがありました。

いわゆる昔ながらの八百屋さんです。

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そのうちの一つの八百屋さんが ターゲットを、

『小学生の子供が2人いる 共働きの主婦』

『仕事はフルタイムで朝夕の時間がとても忙しい』

『子供の健康にはとても敏感 お金をいとわない』

(まだまだこのあと10項目くらい続きます・・)

と設定しました とことん掘り下げました。

 

行動が変わり始める

今まで長年朝市場に行き、

新鮮でおいしい野菜や果物を仕入れて店頭に並べる。

それをお客さんが買っていってくれる。

『これが私の仕事だ』という発想から、

 

忙しいお客さんはどうしたら楽になる?

育ち盛りのお子さんは何が好きだろう?何が成長にいい?

まだ30代のご主人に『これ美味しいね』と言わせるには?

今までになかった思考が回り始めます。

 

正しい手段が見えてくる

ターゲットの若い奥さんが来た時には、

注目するようになりました。

『何考えてる? 何に困ってる?』ばかり考えるもんだから、

つい積極的に話しかけるようになって行きます。

 

すると、時には旦那の悪口、時には子育ての愚痴、家事のイライラ、

色んな不満を教えてくれます。これがビジネスの答えになります。

お客様の不満を解消する事、それが答えです。

 

まず、この八百屋さんが取り組んだのが、

主婦の家事の時間の短縮でした。

その為に、業務用野菜カット機を購入して、

その場でご希望の野菜をご希望の量をカットしてパックする

サービスを始めました。

多少、割高になるものの 包丁で切る手間 時間、洗いものの手間がなくなります

 

次に店頭のポップを変えました。

今までの商品名と値段だけ(白菜 100円!)から、

白菜にはどんな栄養素が含まれてるとか、

どんな料理に合うとか、そんなポップに変えました。

 

小学生の子供たちが暇そうに付いてきているのに気付いて、

野菜の袋詰め放題企画!をお祭りのように始めました。

子供たちの目が爛々と輝き、まるでゲームのように楽しみだしました。

 

野菜嫌いな子供たちが多い事に気付き、

お店の横に、野菜とフルーツのスムージー屋をオープンしました。

なんたって、材料は横の八百屋に山ほどあります。

新たに仕入れる必要も 在庫の心配もありません

相乗効果を活かした新しいビジネスを生み出しました。

 

人が変わり始める

 次第にこのお店にお客さんが集まりだしました。

ターゲットの小学生の子供を持つ若い共働きの主婦だけでなく、

ターゲットにしていなかった単身赴任のお父さんや、

高齢のおばあちゃんや中年の主婦の方も来店してくれるようになりました。

 

ターゲットを絞る時には勇気がいるものです。

あたかも他のお客様を捨てるかと誤解してしまします。

売上が大幅に減少するのでは?という心配をしてしまします。

しかし八方美人の焦点が定まらない中途半端な店から、

しっかりとした方針がある店になった時に、

実はターゲット以外のお客様も集まってきてもらえるものなのです。

 

まとめ

 ビジネスでもブログでも家庭でも、

誰の為?を明確にする事。 そして、

その人にどう喜んでもらいたいか、どうお役に立ちたいか、

どうありがとうと言ってもらえるか。

それをとことん自分なりにつきとめて行き形にしていく時、

成果というものが見えてくるのでしょう。