それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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負けから学ぶ、モチベーションを上げる方法

モチベーションが成果に及ぼす影響ははかり知れません。
どんなに能力があっても、知識や経験があっても、
モチベーションが低ければ
高い成果を出す事が出来ません。

外的要因を受けやすいモチベーション

かつて自分で経営している会社が上手くいかない時、
私のモチベーションは史上最低のレベルにありました。

何をやっても上手くいかない。
それどころかどんどん窮地に追いつめられる。

『一生懸命頑張ってるんです』そう言っても、
誰もそんな事は誰も聞いてくれない。
聞こえてくるのは、
『どうするんだ』『いつまでにどうするつもりだ』
そんな厳しい言葉ばかり。
その言葉は、それからずっと付きまとってきます。

食事をしてようと、寝床に入った後であろうと、
情け容赦なく繰り返しリフレインしてきます。

だから私のモチベーションは最低でした。

モチベーションが下がってると、まずは気分が投げやりになりました。
『どうせ手をうっても焼け石に水だ』『どうせまた聞いてくれない』
そんな思考回路になると、脳がサボり始めます。
そうなると、いい考えなんて出てくるはずもありません。
次第に行動も消極的になり、おのずと結果はなおさら最低に向かっていきます。

そんな時に湧いてくる感情は、『他責』でした。
俺がこんなに苦しんでるのは、あいつのせいだ。
あの商品の設計がまずかったんだ、あの広告が下手だったせいだ。

他責をやってしまうのは、逃げたかったからだと思います。
襲ってくる責任という恐怖からただただ逃げたかった。
逃げれるはずもないのに。

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モチベーションが上がる時

そんなどん底の最中でも『モチベーションが上がってるな』
そう感じる瞬間がありました。

それは、これ以上ないという窮地の仕事の真っただ中での事。

嫌で嫌でたまらなず、つるしあげられるかもしれないという恐怖から、
つい『逃げてしまいたい』そう思った瞬間
どこかで『逃げるな』と心の声が聞こえた時、
不思議な事に経験した事のないモチベーションが沸いてきました。

これをモチベーションと呼んでいいかはわかりませんが、
間違いなく、今までなかったエネルギーが体の奥の方からふつふつと
湧いてきました。

不謹慎ではありますが、責められながら、怒られながら、どこか
ワクワクしている自分に気がつきました。

深く頭を下げながら、
『本気で詫びよう』と思った時。
厳しい質問を問われ答えに詰まった時に『正直に答えよう』と思った時。

背筋がピンと伸び、足腰に力が入り、ちゃんと立っていられている自分を
認めてやるがごとくのモチベーションが沸いてきました。

だから、こう自信を持って言えるのです。
モチベーションは外から与えられるものではなく、
自分の奥深くから湧いてくるものだと。


小さな成功を経験する

あのどん底は、事業譲渡終了とともに、終わりを迎えました。
会社を終息させることなく、M&Aという方法で存続させる事が出来ました。

それなりの傷は受けましたが、会社も従業員も存続してくれています。

今は、あれほど大きな壁に向かっていくという事はありません。
だから私の今のモチベーションは小さな成功体験を積む事で生み出しています。

それは、目の前の成し遂げたい目標をいくつかの小さな目標に分解して、
達成して行きます。

『また達成した』『また成長した』それらは、『よし、次も達成するぞ』
『もっと成長してみせる』に変わっていき、
気付いたら、自分で自分のモチベーションを高めている事になる。
そんな毎日は充実していて生産性も高いし、なんといっても楽しいものです。

誰かの為になる

そうやってると、次の欲求が沸いてきます。

あのどん底では、色んな人に支えられた。助けられた。
頭を下げながら心の底から『ありがとうございます』と叫んでた。
私もそんな経験がしたい。という欲求です。

それを可能にしてくるのが『仕事』じゃないだろうか。
そう思い、あらたな仕事に取り組み始めました。

あらたな仕事、あらたな人生ですから、先なんて見えてません。
不安だらけです。家族まで巻き込んでますから
それなりプレッシャーで眠れないときもあります。


しかし、あの時受けた恩を返し切る。
それが今の私のモチベーションになってくれています。

あの時救ってくれた人達に直接返すのではなく、
社会のどこかで、あの日の私のように
追いつめられて苦しんでいる人の役に立つ

使う武器は、私自身がどん底で嫌というほど味わった
あの負けの経験の数々。

この負けた原因追究をとことん突き止めて、
それを負けない方法に作り替え、使ってもらおう。

『負けに不思議な負けは無し』と言います。
負けから学ぶ、負けない方法です。

仮にありがとうの言葉をもらえなかったとしても、
かつての恩人に
『お陰で預かったバトンを別の方に渡す事が出来ました』
と言えるようになろう。
それが今の私の最大のモチベーションになってくれています。

まとめ

モチベーションは誰かに上げてもらうものではありません。
誰かに喜んでもらう事を実行してたら、
気がついたら自分のモチベーションが上がってた。

そういうものではないかと思うのです。