それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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人生をワクワクさせる、お役にたつ生き方

事業を失敗して、会社を手放して、
色んなものを失ったときに、
頭の中を支配していたものは、

『このままでは、終わらせない』
『必ず取り返して見せる』

そんな感情でした。

前を向かせてくれた屈辱感

ともすれば無力感に襲われそうになる毎日で、
唯一、自分を奮い立たせてくれて、
視線をあげさせてくれたのは、他ならぬ、
この屈辱感でした。

まわりには成功した経営者が沢山いました。
会社の整理が終わった時、その人たちは、
私に暖かく、声をかけてくれました。

『飯でも食いに行こう』『何か俺に出来る事あるか』

実に有難かった。友人とはこうも有難いものかと
心の中で、手を合わせたものでした。

しかし、そんな好意に触れるたびに、
私の心に去来したものは、『何故私だけ』

という被害妄想に似たものでした。

そして、同時に湧き上がってきた感情は、
『必ず取り返す』『このままでは、終わらない』

そういった、闘争心でした。

勝ち負けの感情への違和感

二度と負けない。

この感情は、私にエネルギーをくれました。
もう後はない。かっこつけてる場合じゃない。

なりふり構わず、突き進むしかない。
過去に捕らわれてる場合じゃない。
過去を懐かしんでる場合じゃない。

『必ず取り返して見せる。』
その思いは私の中で、お金として出てきました。
失ったものを金額換算して、この金額を取り戻す。

それが再起を果たしたという事。
『再び勝った』というだ。

いつのまにか、そう決めて信じていました。

しかし、どこかしっくりこないのです。
違和感がある。心の底から湧き出てくるものがない。

何故なんだろう? 

そうやって考えていて、ふと思いついた言葉。それは
『で、お金を取り戻してどうしたいの?』・・・でした。

内なる心の問いみたいな感じです。

どうしたいんだろう?
今更、買いたいものもあるわけではない。
贅沢をしたいわけでもない。

『じゃーいったい俺は何がしたいんだ』

その問いの答えは、すぐに出てきました。
それは『誰かのお役に立ちたい』です。

自分がどん底にあるとき、色んな人に助けてもらいました。
ありがたかったです。本当に救われました。
心からの感謝とはこのことだ。そう思いました。

いつか必ずこの恩を返そう。そう心に誓ってました。
それが、また1歩を踏み出す力になっていました。

お役に立つことの大切さ

そう、あのどん底の経験から学んだ事は、
『誰かの、何かのお役に立つ』事の大切さ。

そう思うと、

勝つとか負けるとか、
お金があるとかないとか、
人からどう思われる、どう言われるとか、

そんな事がなんだか、どうでもよくなってきました。

『どうやれば勝てるだろう』そう考えているときと、
『どうやればお役に立つだろう』そう考える時とでは、
戦略の立て方、行動の仕方がまるで違う事が解ってきました。

一見、似たような行動でも、その本質は僅かに違います。

このわずかな違いの積み重ねは、
結果としては大きく違ってくる事に気付きました。

もちろん勝つための戦略は大切です。
しかし、この戦略の難しいところは、
自分のエゴとのコントロールではないかと思います。

勝ちにこだわりすぎれば自分の都合や利益を優先したくなります。
結果、双方良しの勝ち方が難しくなる。

自分がどうしても優先的になり、敗者を作り
恨みや妬みを生んでしまうことがあります。


一方、お役に立つための戦略は、まずは相手の利益を優先します。
どうしたら喜んでもらえるだろうが先に来ます。

しかし、その先には、自然と自分の利益もついてくるものです。

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お役に立つ生き方

まとめ

かつての私が、受けた恩。
それは、なにがあっても忘れません。

必ずお返ししようと決めています。

同時にこのままでは終われない。
再度、成果を出して、あの達成感を味わいたい。

この2つの強い思いが私の中で、融合した時、
いままでなかった、新しいテーマが生まれました。

『お役に立つ生き方』

それを考えているとき、なんだか
ワクワクしてくるのです。

また、人生が楽しくなってくる気がしてくるのです。