それでもあきらめるな どん底人生

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自己重要感を上げる方法

人間には様々な欲求があります。

当然人間ですから生への欲求には誰しも強いものを持っています。

自分の命を守るために食べて、寝て、排泄して、そんな基本的な事を満たして人間らしい欲求へとつながっていきます。

 

 

マズローの欲求5段解説

人間の欲求を解りやすく説明しているものにマズローの欲求5段解説があります。

アメリカの心理学者で1970年に亡くなった方が唱えられたもので、

そのわかりやすい説が、いまだに、ビジネスや教育やスポーツや色んな分野で活用され

多くの方に共感され成果を出している考え方です。

 

これによると人間の欲求には5段階あって、

1段階目 生理的欲求(生きていくために必要な食事とか、排泄とか、睡眠とか)

2段階目 安全の欲求(安全に暮らしていけるためのお金とか仕事とか健康とか)

3段階目 所属と愛の欲求(集団に属したい、仲間や恋人が欲しいといったもの)

4段階目 承認欲求(誰かに認められたい、重要だと思われたいというもの)

5段階目 自己実現欲求(本当の自分を実現いたいというもの)

いずれも1段階からはじまり、欲求を満たすたびに上位へ移っていくというものです。

 

 

studyhacker.net

 

注目される承認欲求

この5段階の中で一番注目されるのが4段階目の承認の欲求です。

人間は安全に生きていくことが満たされると、組織の中で他者から認められたいという欲求が生まれてきます。

『俺は俺、だれがなんと言おうとかまわない・・』と言いつつ、やはり認められ、褒められたいという思いは誰もが持つ自然な感情です。

『自分は重要な人間なんだ』と思えることを自己重要感と言います。

この自己重要感が満たされると人は幸福感を感じることが出来ます。

 

なんとか幸福になりたいもんだから自己重要感をあげたいのだけれど、誰も上げてくれないもんだから、つい自分で上げようとしてしまいます。

これを自慢と言います。

『私はこんなことが出来る』『私はこんなにすごいんだ』。

『どう?私って重要でしょ』と、あるいは他人の重要感を下げて自分を目立たせる、

これを悪口といいます。

 『あの人、こんなとこがあるよね』(私は違うけど)

『あんなことやっちゃいけないよね』(私はやらないけど)

『どう、私って重要でしょ』。

 

自己重要感をあげられるのは唯一他人

もうお分かりの通り、自己重要感は自慢や悪口では決して上がりません。

上がらないどころか、ほとんどの場合むしろ自己重要感を下げてしまいます。

『あの人は自慢ばかりで話を聞くのがうんざりだよ』。

『また人のわるぐちばっかり言ってるよ、困った人だ』。

とんでもない誤解、逆効果を当たり前のようにやってしまうのも、我々人間の性というものなのでしょう。

我々が自己重要感を感じることが出来るのは唯一、他人から求めらるときです。

それには与えられることより、与える事を大切にすることから始まるものではないでしょうか。

 

GIVE & GIVEな人がいる

例えば、皆さんの周りにいる人で常に自分の得になることだけに一生懸命な人がいるとします。しかし、その人がどんなに上手に取り繕っても『この人は所詮自分の為にやっている』とお見通しじゃありませんか?

反対に、自分の損得を顧みず周りの人の為に動いている人には、深い感謝を感じるものではないでしょうか。

 

いつもどんな時も要領よく、厄介ごと、損な事を避けて上手に生きている人がいる

反面、自分の責任以上の事を引き受けて、常にそれらと対峙している人がいる。

一見、『へたくそだなあ、もっと上手く立ち回ればいいのに』と思うのですが

よく見ると、決して要領が悪いわけでも、下手な訳でもない。

解っていながら黙って引き受けている。GIVE & GIVEで生きている。

自分の責任でもないことを、あたかも自分の責任のごとく受け止めている人は、

往々にして寡黙です。その寡黙の中に、その人の生きざまが見える様な氣がします。

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GIVEを続けると自己重要感が高まってくる

このGIVE & GIVEを続けていると、人生が変わり始めます。

何故なら、GIVEされた人の中に、ありがとうという感謝の思いが芽生え、その思いを何とか伝えようとしてくれます。それは私にとってあなたは重要な方ですという、自己重要感というボールとなって帰ってきます。そこには、自己重要感を上げる為のGIVEではなく、相手の事を素直に心配する気持ち、役に立ちたいと思う気持ちからくるGIVEによって、はじめて自己重要感のボールは帰ってくるのです。

 

それは損得勘定ではない、自然体で気負わない清々しい気分のGIVEのように思えます。

 

まとめ

人は誰しも認められ褒められ重要と思われたい生き物です。

しかし、それは自分できるものではなく、自分以外の誰かが与えてくれるものです

その為に私たちに出来る事はただ黙って『誰かの為になること』

ではないかと思うのです。