それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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批判と上手につきあう方法

 会社が窮地になると、社長は責められます。
それまで、丁寧に接してもらってた人達が
一変しました。

『どう責任取るつもりだ』
『とっとと社長変わってればよかったんだ』

そんな言葉を浴びせられました。

社外からの言葉は耐えられましたが、
部下からの態度の変化は正直言うと、
流石に堪えました。

一心同体と思ってたのは、私だけだったのか。
そう思ったとたん、ある思いが襲ってきました。

 

深い自己嫌悪

それは言いようのない、自己嫌悪でした。

俺のせいで、こうなってしまった。
俺じゃなかったら良かったんだ。

頑張らなかったからだ。怠けてたからだ。
あの時のばちが当たったんだ。
しょせん俺には能力が足らなかったんだ。

一番の味方のはずの自分が、
一番最悪のダメ出しをしてきます。
これでもかというダメ出しを
寝床の中まで執拗に追いかけてきます。

何かに追いかけられてる夢を何度も見ました。
起きたら真冬にもかかわらず、
ひどい寝汗をかいてました。

夜中に、目が覚めてしまい
それから眠れない夜を1年以上過ごしました。

怒りのエネルギー

あるいは、根拠のない怒りに包まれてました。

そんな言い方はないだろう。
失礼にも程がある。
あいつが間違ってる、許せない。

決まって何かに怒った後には、ぐったり疲れます。
それだけ怒るという行為にはエネルギーを使ってるんだと思います。

もちろんそれは、負のエネルギーです。
怒りや怨念が入り混じった、人間の持つ、マイナスのエネルギー。

そのエネルギーは自分の中で作られ、
外に吐き出された後、自分に返ってきます。

そのエネルギーは間違いなく自分自身を蝕んでいるはずです。
少なくとも健康にいいはずはない、寿命は縮んでいます。

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自分にとってマイナスでしかない

だれかの批判や攻撃にさらされた時、
落ち込んでしまうのか、怒って戦うのか、
それは自分次第です。

そのどちらもを何度も経験して思ったのは、
いずれを選択してもであるということです。

落ち込んでも、損
怒っても損なのです。

完全にオフの日を作る

どん底にいるのは間違いない。
そこでもがき苦しみ、心は弱り果てている。

そんな時にも、『頑張れ』『なに甘えてるんだ』
と自分に言い聞かせてましたから、
ある休日は完全オフにすることに決めました。

仕事を全くしない、考えない。

外に出かけ、ぶらりと電車に乗ったり、
海べのカフェで本を読んだり、
季節の花を見に行ったり。

弱った心が少し元気になってくると、
『成るようになるさ』そんな前向きな気持ちが芽生えてきて
きました。

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不要な批判を跳ね返すバリアをはる

批判や攻撃は言葉を通じて行われます。

そんな時は、自分の目の前に自分しか見えない
透明のバリア(シールド)を張っている事を
イメージしてみました。

相手のから放たれる批判というミサイルが
私に届く前に、この私にしか見えない
透明バリアでことごとく跳ね返されているのを
イメージすると、少し楽になります。

かつて見た映画、インデペンデンスデイの宇宙船が
張っていたあのシールドです。

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批判慣れする

しかし、所詮この世は人間同士の世界です。
批判や攻撃から逃げてばかりいるわけにはいきません。

いつでもどこでもついてくるものです。

だとしたら、慣れてしまった方がいい。

敏感になりすぎるより、『また批判されてるな』くらいに
受け止めて、消化できるようになった方がいい。

その為には練習が必要です。

批判に出くわしたら、必要な指摘は反省として受け止め、
それ以外は不採用に出来るようになる。
次にホームランを打つために、素振りをしている
と考えてみる。

つまり批判から逃げるのではなく、向かって行く。
そんな心の筋トレを行っていくと
次第に心が筋肉質になり、軸が出来てきました。

多少の批判には動じなくなる。
それはある意味、強くなるという事だと思います。

まとめ

批判に遭遇したときに、
まともに素直に受け入れていた時には
見えなかったものがあります。

それは相手の発する批判の目的です。

そもそもこの批判の目的は何だろう?
何かを改善して欲しい為の批判なのか
相手が何かを守る為の批判なのか、

あるいはただの感情発散なのか、
それとも私を痛めつける事が目的なのか。

そう考えてみると、
自然と受け入れるべき批判と
受け入れてはいけない批判が見えてきます。

お互いにとって大切な人生の時間を
損しあうのか、得を分かち合うのか。

それは、感情的になった時、
少しだけ深呼吸して、落ち着いて、
この目的を考えてみればいいのです。

エリーナルーズベルトルーズベルト大統領夫人)が言うように
『あなたの許可なくして誰もあなたを傷つけることは出来ない』

批判を受け入れるか、受け入れないか、
その決定権は私にあることを
常に忘れずにいたいものです。