それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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どん底で苦しみを軽くする方法

窮地に陥った時には、これからどうなるのだろうという
不安に襲われてしまいます。

 そんな時には人間焦ってしまいます。

焦ると、視界が狭くなり、肩に力が入り、
益々、思考回路が膠着してきます。

 そうなればまともな判断が出来なくなるばかりか
思いもよらぬ、滑稽な、時に危ない行動をしてしまいます。

 『あの時、俺はどうにかしていた』そんな経験の
1度や2度はあるものです。

 

焦ってもいい事はない

ここ数年、会社のどん底の経験を振り返ってみて
あらためて、言える事は、
焦っても何一ついい事はなかったという事です。

 とても大きな問題が生じたとき、
誰だって、なんとかしたい、回避したい、
と思って、慌てふためいて、対応しようとしますが、
急いでいるときには見落としている事が多い。

 大切なことは細部にあるのに、
大きなところだけを見て、早計に判断し、
間違えてしまう。

後になって、『しまった、見落としてた』
という事になってしまいます。

 かつて、JR九州の社長をつとめられた
唐池恒二 現九州旅客鉄道代表取締役会長から
こんな話を聞いた事があります。

www.diamond.co.jp

 

東京に勤務してた時に、山手線で大きな事故が起きた。
会社全体が動揺し、慌てふためいて行動しようとした時、
『まずは、落ち着こう、一服して動こう』と指示されました。

 そのわずか5分の間に、新たな情報が次々に入ってきて
下される判断は変わってきた。というご経験でした。

 

成るようになる

どん底の時期を振り返ってみて、
物事は成るようになる、そう決まっているだと感じます。

もちろん、努力は必要です。

それをあがくというなら、あがきは必要です。

今出来る事をちゃんとやる。
それは必要最低限、やらねばならぬ事。

 しかし、それをやった後は、神様に託す。
『自分なりにやる事は全てやりました』
『あとは御意志に従います』といった、
全てを託す気持があればいいと思います。

 

託す気持を伝える

この託す気持が心の中で整理できた時、
私は2つの場所に報告に行ってました。

 焦った心の状態から抜け出して、
『やる事はやったから、成るようになるのを待つ。』

そう覚悟を決めれた時はどこか心が不思議なほど、
落ち着いて、整理が出来ました。

 1か所は、かかりつけの神社。
子供のころからいつも行っていた、懐かしい場所です。

 小高い公園の上にあるこの神社は、普段はほとんど
人がいません。だからじっくり、ゆっくり報告出来ます。

子供のころからの馴染み深い神社だけに、
本当に私の話を聞いてくれている気分にさせられます。

 『そうか、そうか』と声が聞こえてきそうでした。

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ゼロポイントフィールドと繋がる

もう1か所は、マイパワーポイント

近くの公園の広場の真ん中に立って、
深い深呼吸をします。

4つ数えて息を吸い、4つ息をとめて、8つで吐き出す
4・4・8呼吸法。

不思議と心が落ち着くのが分かります。
そして頭の中心にある松果体を意識します。

 この松果体は大いなる宇宙にある、
過去や現在、そして未来の全ての情報を保管していると言われる
ゼロポイントフィールドと繋がる為の、
人間が持っているアンテナの機能を果たすと言われています。

なんだか、スピリチャルな事のように聞こえますが、
多くの著名な物理学者がその存在を認め、
今も多くの研究がつづけられている実に科学的なものです。

 この松果体を意識しながら深い深呼吸をしていると、
木々の香りや、風の音が手伝ってくれて、
ゆっくりとした気分になり、落ち着いて、
託す気持を伝えられるようになります。

 感謝の気持ちになる

今、どん底の時期を振り返ってみて、
いかに自分が不機嫌だったか思い知らされます。

 会社では上がってくる報告の全てに目くじらを立て、
眉間にしわを寄せ、ため息をつく。

 社員を責めている訳でも、怒鳴ってるわけでもない。
そう思ってましたが、今思えば、とてつもなく
どんよりとした暗い空気を振りまいてました。

 きっと社員は息苦しく、嫌でたまらなかったでしょう。
そうとも知らず、毎日そんな事を繰り返してました。

 私が外出する時は、みんなほっとしてたんじゃないでしょうか。
そんな会社に困難を乗り越える活力は生まれません。

 

やる事やったら成るようにしかならないんなら、
しかめっ面はやらないほうがいい。

いまさらですが、学んだ事です。

 それよりも、感謝するほうがいい。

 何とかしようと頑張った部下に感謝する。
いやな報告をしに来た部下に感謝する。
当社の為に、尽力してくれている銀行に感謝する。
たまには呑みに行くかと誘ってくれる友達に感謝する。
疲れ果てて帰った時に夕食を用意してくれる妻に感謝する。

 そんな当たり前の事が出来てなかった事に、気づかされました。

しかし、感謝出来たときには、
感謝が帰ってくるという事にも気付きました。

 その時は、相手の顔もにこやかです。
もちろん、私の顔にも笑顔があります。

 

まとめ

どん底にあるときに、なんとか抜けだそうとあがいても、
今すぐには無理でした。

無理なのに、苦しんでました。必要以上に自分を追い詰め
自分で自分を苦しめてました。

 それは、無駄な事です。
無駄はない方がいいです。
いい事はなにもない。

 やることやったら、成るようになるさと
神様に託す。ねばならないのこだわりを持たずに、
ただ、託す気持を報告する。

 心が整えば、ゼロポイントフィールドと繋がり易くなります。
松果体を活性化させて、繋がる事を楽しむ事が出来たなら、
今は抜け出せないこのどん底の苦しみを
軽くする事が出来るかもしれません。

 身の回りに感謝が多ければ、自然に笑顔が増えてきます。

 たとえ今がどん底であったとしても、
苦しみを軽くする方法はあるものです。