それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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奇跡を信じないで正しい頑張りを信じる

会社が倒産してしまうのは、赤字になった時ではありません。

それは、会社の中から現金がなくなってしまった時です。

ですから、会社の現金が次第に少なくなって行くのを見るのは
たまらなく不安になるものでした。

そんな時は、どうにかして、入ってくる現金を増やそうとします。

しかし、一度歯車がくるってしまうと、なかなか元に戻る事が困難になります。

なんとか起死回生を試みて、新たな手を考え出し、実行に移すものの

土台がふらふらな場所では、しっかり根を張る事は出来ずに
新たな出費ばかりを生んでしまいます。

まさに、絶体絶命のピンチです。

よく、ビジネス書で奇跡のV字回復を果たした会社を目にすることがありますが、
残念ながら、これらは異例中の異例です。。

しかし、多くの経営者はその奇跡が自分に起こると信じて疑いません。

自分だけは特別だという不思議な根拠のない思い込みがあります。。

しかし、世の中は平等に出来ています。

ちゃんとした、強みを見極め、市場のニーズに合わせて
それらを活かす為の作戦を冷静に考え抜き覚悟を決め、
相応の努力を積んだものにしか、
奇跡は起きないようになっています。

だから、経営者は奇跡を信じてはいけないのです。

何の根拠も持たずに、ただ、がむしゃらに頑張って、
あとは成るようになると開き直っていては
従業員はたまったもんじゃありません。

彼らと彼らの家族の人生を背負っている経営者は、
しっかりと先を見通して、
打つべき手を打つべきタイミングでちゃんと打つ。

これが

私が経験したどん底から得た最大の教訓と反省です。

どうにもならない時には頑張らない

世の中は常に動いています。
つい、この間まで必要とされていたものやサービスが、
今日になると誰も見向きもしないことだってあります。

そんな時は、しがみつかない事です。
上手くいかないのは努力が足りないせいだ。
もっと頑張らなきゃ。
そうやって無駄な頑張りをしない事です。

駄目なもんは駄目なのです。
あなたがどうというより、時代が変わってしまったんです。

だとしたら、がとてつもなく大事なのかもしれません。
それは、目の前に、チャンスがあるかもしれないからです。

それは、今なら、なんとか間に合うチャンスです。

今、決断すれば傷は少なくて済む。
今、手放すものを手放せば、残せるものがある。
残せさえすれば捲土重来だってあり得ます。

それなのに、そのチャンスを、
『最後まで諦めない』というあたかも美しく聞こえる独りよがり
によって、みすみす見逃しているのかもしれません。

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勇気を振り絞る

何かを変えると言うのは勇気がいるものです。
そして、何かを手放すというのは、
それ以上に大変な勇気がいるものです。

しかし、手放すというのは失うという事ではありません
スペースを空けるという事です。

あらたが幸せになる為に行動する時間というスペースを空ける。
その為の頑張るエネルギーのスペースを空ける。
使えるお金のスペースを空ける。

このスペースが無ければ何も手に入れることは出来ません。

新しいスペースに努力という種をまく

会社でも人生でもピンチの時には、嫌でも人は動きます。
動物だって、天敵に襲われた時に
じっと食べられるのを待っている奴はいません。

だから我々が本来持っている、努力するというエネルギー
正しく使えばいいのです。

正しいというのは、
誰かから求められる事に使うという事。
誰かを助けるために使うという事。
誰かに喜んでもらう為に使うという事です。

その結果として、感謝が生まれ、お金という形で返ってくる。
それが原理原則というのに、当時の私は、なんとかしなければ
ばかり考えて、間違ったエネルギーの使い方をしていました。

 

まとめ

時代は移り変わるものです。
だとしたら、時代が合わせてくれるのを待つのではなく、
こちらから合わせに行く、そんなエネルギーの使い方をする。

その為には、間違った頑張りをやめて、
正しい頑張りにとことん集中する。

これが、人生を豊かにする為にとても大切なことだと思うのです。