それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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怒りを成長の学びに変える

理不尽に遭遇し、持っていき場のない怒りに支配された時、
あなたならどうしますか?

収まったと思っても、何度もその怒りの場面が
繰り返し思い出されます。

怒っても無駄だと知ってるから、思い出すだけ損。
とっとと忘れてしまおう。そう思ったものの、
気が付いたら、自分から思い出しに行っています。

その都度、収まっていた怒りがぶり返してきて
眉間にしわが寄り、心が狭くなり、拳に力が入ります。

なんとも無駄なエネルギーを使ってるんだろうと思います。

 

誰かに聞いてもらいた

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怒り


くなる

そんな時、『誰かに聞いてもらおう』
そんな感情が生まれていることに気付きます。

『あの人には伝えておこう。』
『伝えておくべきだ』

そんな事を考えながら、ふと気付きます。
あたかも、その人の為と言いながら、実は自分の為。

『そりゃーあなたが正しい』『ひどい奴だねー』
一言を言ってもらいたいがための『伝えよう』
であることに気付きます。

だとしたら、聞かされた方は、いい迷惑です。
『私まで巻き込まないでよ』と言われそうです。

そんな時は、落ち着きを取り戻して、
『事実だけを伝える』につきます。

生きていれば摩擦があって当たり前

ようやく落ち着きを取り戻して、冷静に考えれるように
なっても、また、怒りはやってきます。

おい、またかよ。そう言いたくもなりますが
生きている以上、色んな人とかかわってる以上、
摩擦はあって当たり前です。

当たり前なのに、時に怒りに我を忘れ、
捕らわれたり、支配されたり、落ち込んだり
自分らしくない、後ろ向きな時間を過ごしている
事に、気づくことがあります。

そんなどうしようもない怒りに捕らわれた昨日、
どういうわけか、突然頭の中に、次の言葉が思い出されました。

昔出会って、すっかり忘れていた、次の言葉です。

『あなたが空しく過ごした今日は、昨日死んでいった者が、
あれほど生きたいと思った明日』

韓国のカシコギという小説に出てくる一節らしいのですが、
たった今の自分を振り返って、はっとさせられました。

そして、同時に、ある後輩の事を思い出しました。

彼は8年前に白血病を患いました。臍帯血等の治療を施した結果、
全身が動かなくなるという状況になりました。

そして8年間という病院での治療を乗り越え、先日退院しました。

『明日、退院することになりました』という電話をもらったとき、
『おめでとうと言っていいんだよな』という私の問いに対して、
彼の答えは、残念ながら、『いいえ』でした。

医師から伝えられたのは、8年間治療を続けてきたけれど、これ以上
改善する見込みがないので、病院を出て行ってくれとのことでした。

そんな彼に『何かやりたいことあるか?』と問うてみたら、
『3密を避けて居酒屋でみんなに会いたい』でした。

治る見込みを閉ざされても、なお前向きに
楽しさを求めて生きようとしている彼に
多くを学びます。

つまらん怒りに捕らわれて、いじけている自分の
小ささに気付かされます。

人に怒りを向けたまま、空しく生きてしまった今日を恥じます。

 

 

まとめ

怒ると人間は負のエネルギーを大量に使うものです。
きっと体の中にはかなりよくない物質が発生してるんだと想像します。

そう思いながら怒らない自分、コントロール出来る自分になるよう
努力も続けていますが、

もう、怒るまい、怒られまい。そうやって怒りから逃れようとしても、
人間として生きている以上、どうやら完璧は無理のようです。

だとすれば、出来もしない怒らないことに意識を集中するよりも、
怒ったあとの自分に目を向けてみる事にします。

今日という日を空しく生きない。
自分に対しても、他人に対しても、
胸を張れる生き方を心掛けたい。

怒りから教えられた大切な生き方です。