それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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人生を楽にするヒントのある場所

もし、この記事を読んでいただいている方が、
辛い状況の中にいるとしたら、

その経験の中にこそ、これからの人生を楽に過ごしていく
ヒントが隠されているのかもしれません。

日記をつけて記録を残す

かつて私が社長を務める会社が
倒産の危機に瀕したとき、

毎日が地獄のようなどん底でした。

これからどうなっていくのかわからない
不安に包まれ、周りの厳しい追及に
どうにか踏みとどまっている、そんな状況と

もうどうにでもなれ、と全てを投げ出したい
心境にかられ、逃げ出す寸前のところで、

毎日、日記をつけていました。

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いつの日か、もしかしてこのどん底を抜け出す日が
来たなら、この日記を見返してみよう。

そこには、きっと何かあるはずだ。
この経験を通じてからしか、見えない何かが
あるはずだ。

1ミリの余裕もない状況で、
何故そんな事を思えたのか、今では不思議ですが、
それから毎日、思うがままにしたためた
日記がいまでも手元に残っています。

そして、今、あらためてその日記を読み返し
これからの人生を楽に過ごしていくための
大切な私だけの教えがあることに気付きました。

自分で変えられないものを変えようとしない

その日記には、このどん底を何とかしようと
あがいている姿が鮮明に書き出されています。

頑張っているというより、冷静な判断力を失い
焦りながら暗闇の中をだた進んでいる自分の姿です。

いや、進んでいるというより、同じところを
ぐるぐると回っているような感じです。

つまり、無駄な努力をしてました。
そして、苦しんでました。

すでに、自分ではどうすることも出来ないくせに
自分を責めながら、何とかしようとしてました。

今なら、分かります。どうやっても自分では変えれなかったんだと。

だとすれば、変えれる別の事に時間を使う事のほうがいい。

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変えれることと、変えれない事の見分け方

では、この変えれることと変えれない事を
どう見分けたらいいのでしょう?

当時はそんな事、考えもしませんでしたが、
日記を読み返してあることに気付きました。

変えれない事に時間を費やしているときには、
苦しいのと同時に、時間が経つのがとても長く感じてました。

焦りながらあたふたしているのに、
やたら時間が経つのが遅かったように思います。

一方、変えれる事に取り組んでいるときには、
いつのまにか、没頭していました。

気付いたら、あっという間に、時間が過ぎていて、
終わった時には、どこか心地いい疲労感を感じてました。

きっと、自分の中のどこかにいる賢いもう一人の自分は
解ってたんじゃないかと思います。

変えれる事に没頭してみる。あえてそこに身を置くことで、
楽に生きていくことにつながるように思います。

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人に対して過敏になりすぎていた

不安な毎日を過ごしていたからか、いつの間にか、
人の言動や表情にひどく敏感になっていたように思います。

あの一言はどんな意味なんだろう?
を何度も頭の中で繰り返し考えてました。

あの表情は何が言いたかったんだろう?
心証を害してしまったかな?

相手の気持ちを察することは悪い事ではありません。
しかし、度を過ぎてしまえば、
かえって見えなくなることを
後になって気付きました。

それは、相手の気持ちをおもんばかる行為ではなく、
どこかで憐れみを乞う気持ち
あったのかもしれません。

多くの人は自分の事で精一杯です。
周りの状況を自分の都合で考え判断し行動するのが
当たり前です。

そこで、いくら媚びようと、いい子でいようと
相手の都合からすれば、簡単に後回しにされます。

にもかかわらず、過剰に敏感になりすぎて、
苦しい人生の生き方を選択していました。

人に対しては、多少鈍感な方が楽に生きられるものです。

最悪を想定してしまう

日記にはいたるところに、
『こうなったらどうしよう』の不安が書かれています。

それが、日によってバラバラにちりばめられて
この日はこの分野の不安で、次の日はべつの不安と
戦ってたんだな。が見えてきます。

そして、あれもこれも多くの問題から
総攻撃を受けているような気持に陥っていたんだと思います。

しかし、今、冷静になって読み返してみると、
1つ1つはそれほど大した問題じゃなかったりします。

あらためて、すべての問題を順番を決めて
書き出してみると、『ん?これだけだったっけ?』

そう思えてきました。

目に見えない不安をあれこれ何度も想像しながら
辛い時間を過ごしてばかりいるより、
一旦、不安を全て書き出してみて、

よし、『全部想定済み』と心に言い聞かせる
また、不安が襲ってきたら、『想定済』で済ませてしまう。
そうやって生きていく方が、楽な事に気付きました。

まとめ

人生を楽に暮らしていくための、
ハウツー本は、世の中に溢れています。

しかし、それは、その本を書いた人のハウツーであり、
必ずしも、私に当てはまるものではありません。

しかし、日記は、自分の生の人生で起こった事が書かれていて、
その起こった事にたいする感情動きや、
実際に起こした行動が書かれている、

世界で私だけの、私に一番合った、
反面教師のハウツー本です。

『では、私はどうすれば楽に生きていけるのか』
の答えが、そこには書かれているものです。

だとすれば、日記は最善の手段です。

つまり日記は、残すだけのものでなく、
これからの自分の人生を楽にしていくために、
何度も読み返し、考える、

活用する日記である方がいいと思うのです。