それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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足るを知る幸せな人生の過ごし方

毎日起こる、問題に右往左往して、何とかしようと
頭を抱え、焦って行動したことが裏目に出る

これは、私が、上手くいってない時にやらかしてしまってた、
典型的な失敗例です。

 上手くいっているところに注目してみる

上手くいっていない事はやたらと目につきます
上手くいってな事程、簡単に心を支配して、
憂鬱な気分にさせられます。

冷静になって考えてみらた、さほど大きな問題じゃないのに、
心を締め付け、必要以上にストレスを抱えてしまいます。

でも、落ち着いて見渡してみると、
私たちの周りには、問題の数と同じくらい、いや
その何倍も上手くいっている事があることに気付きます。

今日も健康で、気分良く起きられたとか、
美味しく食事をいただけたとか、
家族と馬鹿話で盛り上がったとか、
あるいは、仕事で感謝されたとか。

いわゆる、当たり前と思っている事

どん底の時には、この当たり前が、
どれだけ有難く、貴重で、幸せな事か、
痛いほどよくわかります。

ところが、普段に戻ると、この素晴らしい出来事が
当たり前になってしまい、スルーされてしまします。

なんと、勿体ない事でしょう。

目の前に、素晴らしくおいしい高級な料理があるのに、
忙しくお喋りに夢中で、いつの間にか口に入れて、
味わうことなく、お腹いっぱいになってた。

そんな感じです。

料理の盛り付けを楽しみ、匂いを楽しみ、
一口づつの味わいを楽しむ。

そんな贅沢な楽しみ放棄するなんて、
勿体なさすぎます。

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足るを知る幸せ

昔の人は、このことを足るを知ると表現されました。

『知足者富』

ないもの、足りてないものに注目するのではなく、
すでにあるものに、注目する者が富む(幸せになる)という意味。

老子が説いたと言われています。

かつて、大変な時期に仕事を一緒にした人を、
ふと思い立ち、訪ねたことがあります。

自分で、新しい会社を立ち上げ、頑張っていると聞いていたので、
どんなすばらしい成果を出しているかを聞くのが楽しみでした。

しかし、彼の口から出た言葉は思いがけないものでした。

『実は、癌になってね、あと3か月と言われてるよ』
思わず、頭が真っ白になり、言葉を飲み込みました。

しかし、次に彼が喋った事が今でも忘れらません。

路肩に咲いてる花を見て感動するんだよ』
今まで、見向きもしなかった、存在すら感じなかった
野に咲く花を見て、『うわー、きれいだなあ
素晴らしいなあ』と感動することが出来る。

家族の何気ない暖かい一言に、
ありがたいなあ、うれしいなあ』と感謝するようになった。

今まで、喧嘩ばかりしてたのに不思議なもんだよね。

それから3か月後、彼はこの忘れられない一言を残して、
本当にこの世を去っていきました。

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野に咲く花

足るを知る達人

母方の田舎を訪れた時、いつも思うことがありました。
かつて、炭鉱で栄えたこの田舎町で旅館業を営んでいた
時期には、多くのお客様を迎え、繁盛していました。

しかし、炭鉱の衰退と同時に旅館業も廃業し
多くの資産を失う事になります。

ところが、そんな様々な人生の苦渋を
乗り越えてきた人達なのに、実に穏やかで
暖かいのです。

あくせくしていない
今というこの瞬間を感謝とともに、
楽しむことが出来る達人

足るを知り、毎日の生活で習慣化し、
生活の一部として当たり前に生きている人達。

早々に帰ろうとする私に、
『もう帰るの?もう少しゆっくりしていけばいいのに。』
という言葉が、

『もう少し、人生ゆっくり生きたらいいのに。』

そう聞こえてきました。

90歳でこの世を去ったその言葉の主は、
朝、しっかりと朝食をとった上で、お昼ごろに
『ちょっと気分、すぐれないから病院行ってくる』

そう言って、自分の足で病院まで生き、
そのまま眠るように息を引き取ったそうです。

生き方も穏やかなら、死に際も穏やか

なんともうらやましい人生です。

まとめ

お金はあるに越したことはありませんが、
全てではありませんし、その為に、
大切な何かを失う事は避けたいものです。

大切な何かの中に、自分らしさとか、
自分の時間とか、自分の価値観とか
お金に換算するとかなりの高額になる
ものが含まれているように思うのです。

私の大切な何かを無駄使いしない生き方

それが、しいては幸せな人生を過ごしていくことに
繋がるのではないかと思うのです。

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