それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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お金を使わずに人生を豊かにする方法

会社の社長を辞めるのと、コロナが
ほぼ、同時にやってきました。

社長の時には、経営の全責任と同時に、
時間の過ごし方は全て自分で決めれるという
特権もありましたが、
組織に所属している今はそうはいきません。

それに伴って使えるお金の額も変わりました。
もちろん、大きく減少しています。

今まで使えていたお金が使えなくなるという事は、
生活を変えなければいけないという事です。

つまり、出費を減らすことです。

 

習慣を変えるのは思った程難しくない

しかし、長年続けてきた習慣を変えるのは
そう簡単じゃないだろうと想像してました。

我慢という苦痛が伴うだろうと思ってましたが、
これが実はそれほどでもないのです。

好きだったゴルフをやめた

社長の時には、毎週のようにゴルフに行っていました。
唯一の趣味だったゴルフを楽しみにしていまし、
仲間から誘ってもらえることにもどこか満足感がありました。

しかし、ゴルフ場の会員権も売って返済に充てましたから
高いお金を払ってゴルフをするのは馬鹿らしく思えてきて
『ゴルフやーめた』そう決めて1年半以上たつと、
全くと言っていいほど、行きたいという気持ちがなくなってました。

お陰で、ゴルフ代が大幅に浮きました。
まして、クラブだの、ウエアーだの、ボールだのという
ゴルフ関連支出も0になりました。

ジムに行くのをやめた

健康維持と称して、毎週ジムに行っていました。
ジムでは専門のトレーナーについてもらい、
みっちりしごいてもらうので、体も筋肉質になり
健康を維持することが出来てましたが、
それなりの出費もありました。

なので、これも全てやめました。

代わりに始めたのが、プチ登山です。

家を売って、田舎に引っ越してきたので、
自然には不自由しません。

すぐ近くに手ごろな山があり、休日時間を作っては
登りに行きます。

しかし、この登山はジムに匹敵するほど、
いや、それ以上に筋肉に負荷がかかります。

たまにすれ違う、年配の先輩たちの涼しそうな
顔を見て、尊敬すると同時にやる気が湧いてきます。

何より、室内では味わえない自然のすばらしい風景、
匂い、音を堪能することが出来ます。

これ全て無料です。

服を買わない

家を売って、引っ越すことが決まってから
実際に引っ越すまで、約半年以上かかりました。

その間、我が家では『どうせ引っ越すから新しいものを買わない』
『買うなら引っ越した後』が暗黙のルールになってました。

同時に、断捨離も行われますから、おのずと
衣類の整理が行われます。

www.k-genri.com

そこでは『あれっ?こんな服もってたっけ?』という気付きが
驚くほどたくさんあります。まして似たような服で
ほとんど着ていないものばかりです。

そして、引っ越しが完了してしばらく経った今も、
『買うなら引っ越した後』のルールがいつの間にか
習慣になってしまい、何一つ買ってません

買わなくていいのです。いや、使わない衣類が沢山ある
部屋より、シンプルな方が何倍も快適です。

今日も慣れ親しんだ心地いい服を、
迷うことなく着て出かけます。

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本屋で本を買わなくなった

本を読むのは私の趣味です。
様々な未知の世界へ連れて行ってくれる読書は
なにより有難い存在です。

結果、本棚は古本で溢れてましたが、そのほとんどを
引っ越しの時に売ってしまいました。

かつての、アマゾンもない時代は、
本屋に行って、あれこれ吟味して購入するのが好きでした。

平気で数時間、本屋さんにいました。

まとめ買いも大人買いでしたが、同時に
この買い方だと、がっかりするものや、途中で
やめてしまう本も結構ありました。

今では、誰かの紹介に頼ってます。

たとえばこのブログ。普段から読者になって記事を読んでると
その人の、考え方が多少なりともわかります。

そんな方からの紹介や推薦図書は、良書との出会い
格段に増やしてくれました。

同時に古本を検索して買うようになりました。
みなさん、転売を意識してあるからか、
実に丁寧に扱ってあります。

新品と変わらないものが、かなりのディスカウントで
手に入るのでありがたい限りです。

もう一つは、過去の自分にとっての良書を読み返します。

読み返して気づくのは、意外と忘れているという事。
つまり、自分のものにしていない。

折角、読書を通じて素晴らしい気付きをもらってるのに、
忘れてしまってるのは実にモッタイナイ。

何度も読み返して、自分の思考回路の中に定着していく。
その為には、あれこれ読み漁りより、
読み返しは大切だと思ってます。

はい、これもタダです。

 まとめ

会社を手放す前は、守ることばかり考えてました。

今ある事、持っている物を守る。
その為に、多くの犠牲を払い、苦痛に耐え、
つねに怯えていました。

しかしそれらを手放したとき、
確かに使えるお金も、物も、家も
なくなってしまったけれど、

もちろん、失った寂しさがないと言えば
嘘になるけれど、

手放したことで、それ以上のものを
手にしたような気がするのです。

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それらは、実は昔から、私の身近にあって、
気付いていなかったけれど、

自分の考え次第では、高いお金を使わずとも
豊かな感情や経験をもたらしてくれる物。

とても有難い物たちです。

これに気付いたのは、どん底の経験の
お陰なのかもしれません。