それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

MENU

激しい怒りに包まれた時の対処法

 

仕事をしていると、様々な問題に遭遇します。

あらゆる角度から次々に問題というボールが
飛んできますから、次第になれっこになってきました。

 

その中には、なんとも理不尽で
自分勝手なボールもあるのですが、
いつの頃からか、あまり気にしないようになりました。

 

単に慣れてしまったのか、鈍感になったのか、
肝が据わってきたのかは
解りませんが、一喜一憂しなくて済むようになり、

『少しは成長したのかな』そう思っていました。

 

激しい怒りに包まれた事件発生

ところが、ある時、そんな事を吹っ飛ばすような
事件が起きました。

 

誰よりも近い、信頼しきっていた、
頼りにしていた人からの裏切りです。
その裏切りには、捨て台詞までついてました。

 

『まさか!』そんな耳を疑う一瞬の間の後に、

底知れぬ怒りが湧いてきました。

 

怒りで言葉は上ずり、上手く出てきません。
あたふたしてる間に、電話は一方的に切られました。

受話器を持つ手は怒りで震えていました。

f:id:k-genri:20210423143147p:plain


憎悪は繰り返し襲ってくる

『忘れてしまおう』そう考える事にしました。
今更、彼との関係修復はあり得ない。

たとえそんな機会があったとしても、
絶対に許すわけにはいかない。

 

もう二度と合わない方がお互いの為だ。
だとすれば忘れてしまおう。

 

幸い、この事で被った被害は何とかなりそうだ。
そう考える事にしました。

 

するとほんの少しだけ気持が楽になった気がしました。
ところが、そう簡単にこの出来ごとは
私の中から消え去ってくれませんでした。

 

事あるごとに、それも定期的に、
頭の中に入ってきては、
あの電話での一言が繰り返されるのです。


その度に前にもました怒りがこみあげてきて
それらは私を苦しめ始めました。

 

ふと気がつくと、私の頭の中で
『どうやって仕返ししてやろうか』の
作戦会議が行われていました。

 

そんな事出来るはずも、するはずもないのに。

 

良い怒りは行動を生み、悪い怒りはエネルギーを削ぐ

怒りには良い怒りと悪い怒りがある事に気がつきました。

 

色んな理不尽に遭遇した時に、
『今に見てろよ』『絶対に見返して見せる』
そんな前向きな行動をかき立ててくれる怒りがあります。

 

一方で、今回の怒りは、こみあげてくるたびに、
どっと疲れが湧いてきました。


なんとも言えない、不快な疲れです。
と同時に、なんだか次第に運まで
悪くなった気がしてきました。

 

日本では昔から、弱り目に祟り目とか、
泣きっ面に蜂とかいう言葉がありますが、
まさに、そんな事が私の身に起こっていました。

 

誰かを憎む気持ちが心の中に充満していると、
きっと負のオーラを発散し、
引き寄せの法則にしたがって
世の中の悪い運気が吸い寄せられているんだと思います。

 

『これはいかん』『何とかしなければ』
そう思ったものの、どうしていいか解りません。

 

相変わらず怒りは定期的に私の脳を訪問してきていました。

 

出来ごとには必ずプラスとマイナスがある

その頃の私の頭の中は
常に被害者意識でいっぱいでした。


なんてついてないんだ、彼に会ったばっかりに、
彼と事業をしなければ、
こんな気持にならなくてよかったのに。

なんて私はついてないんだ。

 

そんな事ばかりを考える日々は辛いものでしたので、
この最悪の出来ごとにも
何か良い点は無かっただろうか?

そう考えてみる事にしました。

 

彼がこんな仕打ちを私にする
原因はなんだろう?


そう言えば、あの時、
もしかしたら彼を傷つけていたのかもしれない。

 

彼は人に言えない
大きな問題を抱えているのかも。

 

もう少し、冷静に彼の立場で
話を聞けていたら違ってたのかな。

 

私は自分の事で精一杯で、
彼の事を考える余裕を失っていたのかも。

 

一方的に正義を振りかざしていたかもしれない。

 

そんな?が次々に湧きあがってきました。

 

そして、私の欠けていた部分の
確証みたいなものに気付く事が出来ました。

 

もしかしたらこの経験は、
これからの人生でよい事なのではないだろうか。

 

私に欠けていた事を教える為の
出来事だったのではないだろうか。

 

そう考えていると、
あれだけ矢継ぎ早に襲ってきた怒りは、
いつの間にかどこかに行っていました。

 

もちろんこれで完全に思いださない
という事は無いでしょう。

 

きっとまたやってきて、
私を苦しめる事でしょう。

しかしその時、
『お陰で成長させてもらった』
『これから活かして行こう』

 

そう思い返す事で、何かが少し変わるかもしれない。
そう思うと楽になれます。

 

そして、もう会う事はないかもしれないけれど、

いつの日か、私の中で、
彼との和解が出来る日を
待っていようと思えるようになりました。

 

無理矢理に急ぐ必要はない。
しかし、いつの日か、
その日を迎えてやろうと思うのです。


まとめ

私は怒りをコントロールすることは
出来ませんでした。


とことんひっかきまわされ、
痛い目にあいました。


しかし、時間はかかったけど、
私に欠けていたものを学ばせてもらったような気がします。

 

いや、まだ学んでいる最中なのかもしれません。

 

昨日よりも今日、今日よりも明日、
少しでも前進していこう。


その事で、私の中にある
負のオーラを減らして行こう。

そう思う事が唯一私に出来る
対処法ではないかと思うのです。