会社が明日どうなるか分からないという時期にも
休日というものがありました。
１週間、銀行と交渉したり、資料を作ったり、
仕入先に説明に出向いたり、本来の事業活動である、
営業や、開発とは違う仕事をしていると、どっと疲れます。
そんな1週間を終えて、日曜日を迎えた朝、
今日はどんな一日を過ごそうかと考えていました。
また、月曜日からは緊張の一日が始まります。
せめて、日曜日に自分らしさを取り戻す時間を過ごそう。
そんな事を考えてました。
自分の思考をコントロールする
ベッドの中にいても、色んな不安が襲ってきます。
色んな人の顔が浮かんでは消え、難しい課題の対処法を
あれこれ考えてました。
ベッドの中で考えても答えが出たことはありませんでした。
その分、睡眠時間が少なくなり、疲れが残ります。
いい事は何もない事に気づいたので、
『ベッドの中では考えない』というルールを設けました。
それでも気が付いたら、ウジウジと考えてしまいますが、
その都度、『そうだ、ここでは考えないんだった』と
思考を変えることが出来るようになりました。
自分で決める自分のルールも捨てたもんじゃありません。
自然に触れる
家にいても気分がさえない時は、外に出ました。
都会の人込みに出るのは避けようと思い、
自然に触れるようにしました。
近くの公園に出かけて、散歩した後、
ベンチに座って自分なりの時間を過ごそうとしましたが、
そこでもあれこれ考えてしまいます。
しかし、会社のデスクやベッドの中と違い、
前向きに考える事が出来る事が解りました。
これが不思議なくらい違いがあるから調べてみると、
フィットンチッドというものがあることを知りました。
森林の植物が放つこの成分には、人間の脳内α波の発生を促し
精神を安定させる効果があるというです。
この効果には自分でもびっくりすほどです。
自然には様々な不思議な力があるものです。
我々人間もそんな自然の一部なのだから、当然なのかもしれません。
身体を動かす
じっとしていると、身も心も凝り固まっていくのが分かりました。
これでは早晩、体を壊してしまうと思ったので、
運動することにしました。
まずは、公園を走ることにしました。
しばらく運動から遠ざかっていたので、
すぐに息が上がってしまいます。
しかし、先ほどのフィットンチッドのお陰で
次第に清々しい気分になれました。
そんな時、『マインドフルネスランニング』
という言葉に出会いました。
ランニングしながら瞑想をするというもので、
なにも難しい事はありません。
身体を動かしながら次第に無を体感する。
すると心が軽くなっていくのが分かりました。
筋トレのジムにも定期的に行くようにしました。
これは、ランニングとは違い、筋肉に最大限の
負荷をかけますから、その瞬間には
考えてる余裕なんてものがなくなります。
頭の中が真っ白になって、なんだか幽体離脱
したような感じになりました。
自分の中に眠っている闘争本能みたいなものを
刺激している感覚にもなれます。
映画を見る
日曜日は仕事をしないと決めていたので、
アマゾンプライムで映画を見ていました。
無料で見れるので、どれを見ようかと
それほど吟味することもなく、直観で決めてましたが、
その分、本来は選ぶこと、観ることがなかったであろう映画と
出会い、不思議な感覚になったり、色んな気付きや教えを得たり
することが出来ました。
心が弱ってたからか、しばしば感動して涙を流すこともありましたが、
泣いた後は、どこか心がスッキリしていたものでした。
泣くことは確かに、ストレス解消に効果はありました。
普段行かない場所に行く
見慣れた場所じゃないところに出かけるようにしました。
それも、車ではなく、電車と決めていました。
電車だと、景色を楽しむ余裕が出来ます。
こんなとこに、こんな風景があったんだ。
という気付きは心を元気にしてくれました。
行き先を決めずに、たまたま目の前に来た電車に
飛び乗って、気が向いたところで降りる。
そこで、ぶらりと立ち寄ったお店で、
思いがけなくおいしい料理に出会えた、
なんてことがあると、とても嬉しくなり、
心が元気になりました。
まとめ
どん底にいるときは、どうあがいたって
どん底です。あがけばあがくほど、深みにはまります。
ネバーギブアップ、気持ちを前向きにと思えば思うほど、
苦しくなっていきます。だったら、気持ちを切り替えて、
今日は誰が何と言おうとオフ。
誰にも邪魔されない私だけの大切なオフと割り切って、
自分なりの時間を過ごすことが、
明日からの過酷な一日を
乗り越える力を与えてくれていたように思います。
自分なりの自分を応援する休日の過ごし方を見つける事は
なにより大切な事なのかもしれません。
