目標といっても様々なものがあります。
仕事上の目標から、ダイエットの目標。
はたまた人生で成し遂げたいといった壮大な目標まで、
我々には、実に様々な目標があります。
人は目標を設定する時には、
それを達成したいと思って、設定するのですが、
残念ながら到達する前に諦めてしまう事が実に多いようです。
正しい目標を設定する
目標を達成する第１歩は、正しい目標を設定する事です。
たとえば、これからの自分の人生目標を設定するとします。
その時に大切なことは、まずは自分自身を知る事です。
私は私であって、他の誰でもありません。
私らしくある事が、なにより大切な事です。
自分にあった目標
私は何が得意だろう？逆に何が苦手かな？
どんな時にワクワクして、
どんな事をしてるといつの間にか時間が過ぎてるだろう？
あるいは、これだけは許せない、
これは絶対にやりたくないというものは何だろう？
そんなものが必ずあるはずです。
目標は自分に向いている、自分にあったものを設定すべきです。
そこには本来自分が活躍すべく与えられた使命が隠されています。
この使命に出会うと、人間は活き活きと成長し、
活躍し、成果を発揮します。
逆に使命でない不得手な目標を設定してしまうと、
辛く苦しく成果の出ない、
誰の為にもならない事に時間を使ってしまう事になります。
それは誰かから命じられたものではありません。
私たちが自分の判断で決めたものです。
しかし、どこかで「しょうがない、これが私の人生だ」と諦めています。
私がそうでした。 これが私の背負った使命なんだと。
そんな目標設定では成果は出ないし、誰の為にもなりません。
時代と社会が求める目標
もう一つは、時代や社会が求めているものに目標を設定する事です。
この目標を達成することで、誰かが喜んでくれる、社会が良くなる。
そんなものを目標に掲げると、不思議な力が湧いてきて、
大きな成果を上げる事が出来るものです。
多くの成果を上げた著名な方々が、
「たまたま、偶然、運よく』という言葉を使われますが、
それは使命を遂行する時に、
大いなる何かが後押しをしてくれているからです。
この世界には、過去から未来までの全ての情報が保管されている
ゼロポイントフィールドというエネルギーの場が存在していると言われています。
これは決して、スピリチャルな世界の話ではなく、
多くの有名な学者が様々な量子力学の実験を通じて論じている仮説です。
自分の強みを活かせて、時代や社会が求める正しい目標を設定し、
そこにむかって、活き活きと進んで行く時、ふとした瞬間に、
我々はこのゼロポイントフィールドに繋がる事が出来るんだと思います。
正しい目標を見つける方法
それでは、正しい目標はどうやったら見つける事が出来るのでしょう？
自分の頭の中で、じっくりと考えを深めていくのも大切な事ですが、
ここでは、マーケティングのツールを使う事をお勧めします。
SWOT分析を目標設定に活用する
SWOT分析はスウォット分析と読みます。
Sは強みのStrengthのS
Wは弱みのWeaknessのW
この２つは内部環境と呼び、自分の強みと弱みをあぶり出して行きます。
Oは機会のOpportunityのO 自分にとってのチャンスの事です。
Tは脅威のTreatのT 自分にとってのピンチになる事です。
この２つは、外部環境で社会や時代の変化で外部で起こる事に対する
自分への変化です。
このツールは本来、企業が自社の強みを活かした戦略を立案する際に
使うツールですが、頭の中で様々な思考をする際に、実に使いやすく
整理整頓してくれる優れモノのツールです。
つまり、自分は何が得意で人よりすぐれているのだろう？
逆に何が苦手で、人より劣っているのだろう？
そして、これからの時代は社会はどのように変わっていくだろう？
それらは自分にとってはたしてチャンスになるのか、
それともピンチになるのかを、このツールを使って考えてみるのです。
慣れるまでにはなかなか上手く出てこない事もあります。
特に、自分の強みは？と聞かれると、思考が停止してしまいそうになります。
しかし、何度も何度も使っていると、次第に慣れてきて、
とても頼れるツールになってきます。
今まで気付かなかった本当の自分の事や、冷静に世の中を見つめたときに、
気付く事は、正しい目標を設定する上で、欠かせない大切な事になります。
目標の種類
ゴール目標
SWOT分析を使って、到達したい目標を決めたら
それをゴール目標と呼びます。
丁度、山の上に立っている旗のようなイメージです。
つまり人生で到達したい、獲得したい壮大な目標です。
手段目標
しかし、このゴール目標に向かっていくには、様々なルートがあります。
直線に登るルートもあれば、ジグザグに登るルート、あえて遠回りだけど、
体力を温存しながら確実に登るルートなど無数のルートがあります。
このルートを間違えば、ゴール目標に到達することは難しくなります。
そこで、正しいルートを選択する事を手段目標と呼びます。
行動目標
正しいルートが決まれば、あとは行動あるのみ、一歩づつ歩んで行く事です。
その為には、いつまでに何をするという事を決めなければなりません。
目標を決めても達成できないのは、この行動をいつしかやめてしまうからです。
この行動目標を来る日も来る日も見返して行く事になります。
ゴール目標の達成は、この行動目標を見返した数に比例すると言っても過言ではないのかもしれません。
変えてはいけない目標、変えるべき目標
ゴール目標はどんな事があっても変えない。そう心に決めるべきです。
ゴール目標とは最終目標ですから、
これがあれこれ変わっては全てがぶれてしまいます。
それに対して、手段目標と行動目標は、やってみて成果が出ない、
これはちょっと違ったかな？そう思ったら、勇気を持って変えて行きます。
まとめ
残念ながら魔法の杖で一足飛びに頂上に行く事は不可能ですが、
この３つの目標を繰り返し繰り返し、何度も見返して、
悪戦苦闘しながら、それでもやめない。
そんな先にゴールはうっすらと見えてくるものなんだと思います。
たった一度きりの人生ですから、転んでも、失敗しても、
諦めずに立ちあがり、べそかいても、上向いて笑ってみる。
そんときの引きつり笑いがいつしか本物の笑顔になると信じて続ける。
そんな人生にしていきたいと、どん底から立ちあがりながら思うのです。
