それでもあきらめるな どん底人生

これからの人生を最高にしていくために

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思考をコントロールする方法

自分の思考を支配させてしまう

どん底にいるときは、自分の頭の中なのに、
自分で支配していないことがありました。

心が弱っているからか、考えが後ろ向きになってしまい、
 どうせやっても無駄だとか、上手くいくはずないとか、
そんなネガティブな感情に支配されていました。

 多少、いい事があっても、
『たまたまラッキーなだけだ』
『浮かれてる場合じゃない』

折角、チャンスがやってきてるのに、
自分の方から遠ざけていたように思います。

自分で前向きに考える事をせず、
ただ、不安と恐怖に自分の思考を
いいように支配されていました。

 

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不機嫌は重罪

そんな時は、決まって不機嫌な顔をしています。
それが会社のトップの社長であれば、
会社全体に影響を与えてしまいます。

 社員がどんなに前向きに頑張ろうと思っても、
全ての情報を把握してるはずの社長が、
暗い顔をしていれば、社員は不安になります。

 『この会社はそこまで厳しいんだろうか』
『いくら頑張っても無理なら早いとこ次を考えなきゃ』

そして、社長の気付かなうちに
会社の力がどんどん弱くなっていきました。

 だから、社長の不機嫌は、重罪です。
そんな事ともしらずに、あの頃の私は、
毎日、不機嫌を通り越して、死にそうな顔で
社員に接していました。

きっとみんな不快だったと思います。
やる気も失せていったと思います。

そして当たり前のように
業績は苦しくなっていきました。

 

どこかで倒産することを望みだしていた

それでも、毎日会社に出向いて、
何とかしようともがいていましたが、
実は心のどこかで倒産の恐怖に押しつぶされてしまって、

倒産してしまった方が楽だ。
そう思っていたんじゃないかと思います。

 すると自分の中の潜在意識は、
『うちのご主人さまは倒産したがってるんだ』

そう思うようになり、倒産に向けて舵を切り始め、
倒産するようなチャンスを次々に与え始めます。

そして負のスパイラルの速度は増していきました。

 覚悟を境に変わり出す

その時は、倒産に関する本を読み漁ってました。
倒産したらどうなるのかを想像すると、
怖くて仕方なかったから、
せめて、正しい情報を知っておきたいと思ってました。

 しかし、そうやって調べてみても、
起死回生の策は出てきません。

どうあがいても、あとは成るようになるしかない。
ジタバタするより、すべてを受け入れる覚悟を持とう。

生きていれば何とかなるだろう。
 その日、その事を日記に書きました。

 腹を据えると変わり出す

その日以来、劇的に、
何かが変わったわけではありません。

次の日もその次の日も、恐怖が襲ってきて、
不機嫌になることはありました。

 しかし、少しづつ、自分で思考する時間が
増えてきたように思います。

倒産したらどうしよう、
そればかり考えていた時には、
自分で恐怖を作り出していたんだと
気付きました。

 そんな余計なものを作るために、
自分の思考を使うより、
もっとましな事に時間を使おう。

そう思って、出来るだけ外に出るようにしました。

 

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行動して気づくこと

外に出ると、少なくとも社長室や、
ベッドの中であれこれ悩んでいるより
前向きな思考に変わっていきました。

『人生は成るようにしかならない。』
『だったらジタバタしないで、素直に受け入れよう。』

『そこには、きっと何か意味があるはずだから、
その意味を間違えないように解釈してやろう。』

 『神様ははたして俺に何を求めているんだろう?』
『この試練から何を学べと言われているのだろう。』

そう思うようになりました。

 だったら、いまこのどん底をしっかりこの目に焼き付けておこう。

この経験を活かせる日が必ず来るはずだ。
いや、生かすも殺すも自分次第だから、
その為に今やるべきことは何だろう。

 

そんな事を考えて、知らない事を調べたり、本を読んだり、
人に会いに行って教えてもらったりしていると、
あっという間に時間が過ぎていきました。

 あれ程、毎日くたくたになって、夜は必ず目が覚めて、
いたのに、いつの間にか、
少し元気な自分に気付きました。

 

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どこに思考を向けるかは自分で決められる

 まだまだどん底にいましたが、いや、むしろより深いどん底
進んでいましたが、自分の思考は
自分で決めていいんだという事に気づいてからは
少なくとも情けない自分ではなくなっていたように思います。

 どこかさばさばしてました。

社員から上がってくる、
ギリギリの厳しい判断を求められる相談にも、
かつてのようにオロオロせずに、
決めれるようになっていました。

 俺に出来るのは、どうなるか分からない
結果に捕らわれる事ではなく、
今、目の前に最善を尽くすことだ。
そう思えるようになってきました。

 

不思議な出来事

困難は続いていました。
そんな中、どうしても解決しなければいけない
問題がありましたが、
自分の力ではどうすることも出来ない、難題でした。

八方手を尽くしたものの、
万策尽きたと思っていたある日の朝、
古い友人から実に久しぶりに『元気か?』
という連絡をもらいました。

 他愛のない会話の後、電話を切ってしばらくしてふと、
そうだ彼に相談してみてはという思いがわいてきて、
ダメもとでお願いしてみる事にしました。

すると、2つ返事で了解をもらい、
あれだけ悩んで諦めかけていた問題が
あっという間に、解決してしまいました。

 何年も連絡してなかったのに、あのタイミングで、
それもまさか解決してもらえるなんて思ってなかったけど、

ダメもとでお願いしたことで、一気に解決するなんて。

 

実は、これから後にも幾度か同じような経験をします。

どれ一つが欠けていても、
このどん底は抜け出せなかったというもの。

しかしそれも、決して偶然とか、奇跡とかいうものではなく、
必然だったんだろうと解釈することが出来ます。

 

そこには、

『人生で起こることには全て意味がある』
『与えられた使命に向かって行くとき、
大いなる何かが力を貸してくれる』

『自分の思考を自分でコントロールする時、
潜在意識が正しく後押ししてくれる』

それらの事を、身をもって体験することになりました。

 

まとめ

どん底での経験を通じて言えることは、
そのどん底はいつか終わる。

しかし、終わらせ方には色々あって、
それを選ぶのは自分次第。

今は苦しいけど、それでも下を向いてないで、
成るようにしかならない。そういい意味で開き直って、

自分のワクワクするような人生の為に、
今に集中する。

自分の思考を自分でコントロールすることだと思います。